ASD/Giemsa 染色--骨髄クロット・生検組織の染色
ナフトールAS-D-クロロアセテートエステラーゼ/Giemsa染色(以下ASD/Giemsa染色)を基本として, 適宜他の特殊染色や免疫染色を追加して骨髄組織病理診断を行っていく.
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骨髄組織標本 †
骨髄吸引クロット; 10%中性緩衝ホルマリンで固定
骨髄生検組織標本; EDTA脱灰. 10%中性緩衝ホルマリンで固定
- いずれも, Naphtohl-ASD-chroloacetate esterase、Giemsa二重染色(以下ASD-Giemsa)を行う. 造血細胞や血液細胞の同定がこの一枚で可能なことがほとんどです.
- HE染色標本を作製. 腫瘍骨髄転移, 肉芽腫性病変など非血液性疾患の場合に所見が見やすいことがある. hemophagocytosisのマクロファージもHEが見やすいことあり.
- Fe染色;スメアでは1-2週間でFeが染色されなくなるが, クロット/生検組織では長期にわたり染色可能. -->MDS診断におけるring sideroblasts のページを見る
- と銀染色/マッソントリクローム染色; 細網線維, 膠原線維増生の判定をおこなう. HE/ASD-Giemsaを観察して必要に応じて追加-- >骨髄線維染色関連ページを見る
- PAS染色; リンパ増殖疾患. HE/ASD-Giemsaを観察して必要に応じて追加