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第105回日本病理学会総会(仙台) コンパニオンミーティング1

仙台国際会議場 2016年5月12日 19:30-21:30

日本骨髄病理研究会- 骨髄病理標本の見方

「市中病院での骨髄病理組織診断の実際−異形成と骨髄増殖像を示す症例−CMML,MDS 5q- 」

谷岡 書彦1), 鈴木潮人1), 大西一平1),2), 椙村春彦2)
1)磐田市立総合病院病理診断科 2) 浜松医大腫瘍病理学教室

骨髄病理組織診断は骨髄穿刺液クロットホルマリン固定パラフィン包埋標本のnaphtol ASD-Giemsa染色検体から始まる. 近年, 免疫染色法や骨髄組織標本を用いた分子病理学的診断の進歩により骨髄病理組織診断の重要度が増し, 単純な形態診断ではなく, 組織構築を背景とする細胞のphenotype, genotypeを調べることが可能になった. 新たな分子治療薬の開発とともに, 骨髄異形成症候群(MDS), 骨髄増殖性腫瘍(MPN)は病理組織学的解析が必要な重要な疾患群となっている. 本ミーティングでは, 市中病院での骨髄組織診断の実際を慢性骨髄性白血病(CMML)およびMDS, 5q-の症例を使ってお示ししたい。いずれも異形成と骨髄増殖像が観察される疾患で芽球増加, 異形成の判定や増殖する巨核球,単球系細胞同定に免疫染色が重要で抗体選択も正確な診断に導くポイントになる. 最近, これらの疾患ではCMMLのTET2やSFRS2他の遺伝子の異常, MDS, 5q-で高頻度に欠失する5q32-33に局在する遺伝子群が発症と強く関連していることが報告された. MDS, MPNにおいて, 特異な遺伝子異常が特徴的な骨髄組織所見に関連しているかを調べていく必要がある.

 
  • 発表では時間の制限で全スライドを供覧できませんでした。wikipathoでは完全版を提示いたします。

骨髄病理組織診断では, naphtol ASD-Giemsa染色を用います。HEはhemophagocytosisや, 癌腫の骨髄転移で原発癌組織を推定するとき以外はほとんど使用しません。

スライドPDF像が閲覧可能です。スライド名textをクリックしてください。

 

発表スライドPDF版 01--->市中病院での骨髄病理組織診断の実際-introduction, ASD-Giemsa染色

 

発表スライドPDF版 02--->市中病院での骨髄病理組織診断の実際-異形成を認める症例-MDS with del5q case ?

 

発表スライドPDF版 03--->市中病院での骨髄病理組織診断の実際-骨髄単球系細胞増殖病変 CMML case


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Last-modified: 2017-03-27 (月) 21:22:44 (390d)