中部交見会症例

CHUBU1042

20歳代 女性

PET-CTで甲状腺左葉, 左胸鎖乳突筋内, 胃大彎リンパ節, 脾臓に集積あり。CT, MRIで肝内多発腫瘤, 脾内部腫瘤, 脾周囲リンパ節腫大を認める。胸鎖乳突筋内腫瘤の生検を施行。

Presenter's Diagnosis

MALT lymphoma

Discussion

  • Floar01:節性か節外性かどちらと考えていますか?MALTとするとどこかの上皮に関連していると考えているのか、それともNodalのものと考えるのか
  • Speaker: どこが初発か不明、よく発生する部位にも病変はないが, 脾臓と肝臓に腫瘍があるのでextranodalと考えている
  • Floar01: 甲状腺はもう少ししっかり調べられることはないのでしょうか?あの所見からはもっと調べてほしい。皮膚はまったくなんの所見がないか?
  • Speaker: 皮膚病変はありません
  • Floar02: 私はとてもlymphomaには見えませんでした。リンパ腫というからにはこれが腫瘍細胞というのをしめしていただかないと納得がいかない。 MALTlymphomaで,20歳で、systemicで、しかも原発がはっきりしないかっこうで来るMALTリンパ腫というのは経験したことはない。あるならばHodgkinか、EBvirus関連病変かというところではないかだが,いずれとも違うということである。 免疫グロブリンのkappaが多いといっても自分で染めてこの結果がでてもlymphomaとは いわないと思う。組織が十分量あるのでJHくらいはおさえてもらいたい。じゃ炎症なら何かといわれるとわからない。
  • Floar01: 提示した小島先生の症例は単発なのか多発なのか。小島先生はMALTでいいとおっしゃっていたのですか?
  • Speaker: 文献の症例は単発症例です。方向性としてはMALTのストレインでいいと思うが, はっきりしたcentrocytic cellが確認できないのでextramedularなplasmacytomaでどうかといわれた。
  • Chairman: 経過はどうなったかおしえていただけますか?
  • Speaker: predonisolonを何日か投与後に肝臓腫瘤は画像で軽度縮小, 発熱もおさまっている。
  • Floar03: 細胞が密なところと, desmoplasticなところがあるがdesmoplasticなところは細胞が密な病変が移行したものと考えますか?
  • Speaker: 眼窩や唾液腺のMALtでもdesmoplasticな病変がおおく見られるがそういう所見と似ていて中心には密なところと線維が多く, 端には細胞が多い...
  • Floar03: この症例はとっても難しいけど, 細胞が密なところから将来desmoplasticなところに移行する可能性があるのね。かって肺のhyalinizing granulomaが, この会で提示されていたが、このlameralなところは肺のhyalinizing granulomaに似てないですか?
  • Speaker: 肺に関しては不勉強でわかりません。
  • Floar01: MALTomaとすると10年単位で大きくなる病気ですよね。20歳代でなぜ?ということですが, こういう診断をするならかなり長い病悩期間を示していただかないと納得できません。
  • Floar04: 最初の画像で取り込みは甲状腺と提出された頸部の腫瘤と言うことですが, これ(頸部腫瘤)がMALTomaとすると甲状腺もMALTomaの可能性があるわけですよね。
  • Floar04: 甲状腺はMALTomaでなくて, 単なる慢性甲状腺炎, 橋本病ですか?
  • Speaker: いえ, 橋本病ではこういった風にfocalに出てくるというのはあわないので, 関連しているものと思うのですが, (Floarから「関連しているもの??」と)関連というか... 同じ病変と。
  • Floar04: ということは甲状腺もMALTomaの可能性があるということですね。それと頸部の腫瘤はリンパ節じゃないのですか?soft tissue originということですか?
  • Speaker: 場所としてはリンパ節が疑わしいが, わかりません。リンパ節と考えた方がよいと...
  • Floar04: 甲状腺も治療に従って縮小したと言うことですか
  • Speaker: それについては確認できていません。
  • Chair man: 議論のつきない難しい症例ですが時間の関係でここまでにしたいと思います

小島勝先生の論文

Marginal Zone B-cell Lymphoma Arising from Buccal Mucosa Resembling Inflammatory Myofibroblastic Tumor of the Soft tissue Kojima M et.al 2008? まだPub Medに出てこない。


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Last-modified: 2014-08-29 (金) 12:41:20 (1509d)