中部交見会症例

CHUBU1080

50歳代女性 腹壁多房性嚢胞性腫瘤

Speaker's diagnosis: Serous borderline tumor of the peritoneum (tentative Dx)

Discussion

chair man: これは腹膜の中皮由来と考えておらいるんですか?

Speaker:そうです。中皮由来と考えています。endosalpingosisみたいなものも中皮からの化生であのような組織像, 腺管を形成してもよいので、子宮底部の瘢痕にあったものは封入されたものと解釈できるので、中皮由来を考えています。CK5/6はこれだけなんですけれど中皮由来を示唆していると・・・ Chairman: 中皮由来のマーカとするとCK5/6, 上皮のマーカではBer-Ep4が陽性ですがこの点はいかがでしょう?

Speaker: 腹膜由来のserous papillary tumorも Ber-Ep4が陽性になりますよね。そうだとすると出てもよいのではと思っていますが。

floar01: serousだとするとWT-1が陰性というのも変だなと思ったんですけれど Endometoriosisもないし, でもまあ○○ソウにあってどうも播種した可能性があるなあという・・・, もうひとつ鑑別診断を出すとすると, 意外にEndocervicosisの変形版というのも考えた方がいいのかなと思ったんですね。そうすると免疫染色の結果があってくるので, ただここまで本当に形態, 化けるかどうかわかりませんが、そういった観点もあるのかなと思いました・・・、本当にあっているかかどうかわかりません。

chairman: 悪性度に関していはいかがでしょうか?

floar01: 悪性と断言できる所見はないような気がします。臨床的には切りとっておきたいというのは山々だと思います。borderlineとつけたら臨床医はとらざるをえない‥こんなに残っていたとしたら。 悪性だと大きくとるしborderlineとするとぎりぎりで採るし, 良性だとやらないという3つの選択となろのでそのどれかをsuggestionしたあげたらいいのかなあと・・・,私だと真ん中のチョイスでいちおうとったら、気味が悪くなくてよいのかなと思います。これは意見がわかれるところだと思います。

Chairman比較的まれな症例で, まあ経過観察をしていただくと言うことしかないと思います。ありがとうございました。

発生母地の考察

Cuartas JE, et al. Benign multicystic peritoneal mesothelioma in a cesarean-section scar presenting as a fungating mass. Int J Clin Oncol. 2008 Jun;13(3):275-8. Epub 2008, PMID: 18553241 発生母地に関する類似症例の報告 27年と25年前のC/S既往がある44歳女性で組織像が本報告例のcysticな部分に類似している。 免疫染色 陽性:CK7, CK5/6, WT-1, EMA, keratin; WT-1陽性でmesotheliomaを考えている。 陰性:CK20, calrtinin, estrogen receptor

Endometriosis or Endosalpingiosis Paraovarian cystとの関連(異所性Muller cyst?)


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Last-modified: 2014-08-29 (金) 12:41:20 (1446d)