SPS-城南病理

左副咽頭間隙〜頭蓋底部腫瘍の一例 6歳男児

臨床事項

数ヶ月前より頸部から左耳の痛みがある.左外耳道入口部, 左耳下部は腫脹.左カーテン徴候が認められた。

カーテン徴候
アーと発声させた時,口蓋垂が健側に傾き, 咽頭後壁も健側方向やや斜め上に引っ張られるように見え,あたかもカーテンを一側に引っ張られるのに類似するために付けられた症候名. 一側の舌咽神経および迷走神経麻痺の時に認められる.

画像所見

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副咽頭間隙を主座として左頭蓋底,外側翼突筋背側, 頸動脈間隙, 耳下腺間隙にまで進展する比較的境界明瞭な5.3×4.0×3.0cmの腫瘤を認める
腫瘤内部には一部出血あり, 内頸動静脈は外側に圧排, 耳下腺深葉を圧迫し左中頭蓋窩硬膜へ浸潤する。脳実質への浸潤はなく左内耳道の構造は保たれている。

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耳下腺と咽頭壁の間のスペースが副咽頭間隙で副咽頭間隙には副神経, 迷走神経, 舌下神経, 舌咽神経, 交感神経幹など重要な神経や内頸動静脈などの血管が通っており、リンパ節も多く、これらのすきまは脂肪と結合組織で満たされている。このスペースは頭蓋底から舌骨の高さに存在している。

左図 副咽頭間隙のシェーマ,クリックで拡大できます。

病理組織所見

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Last-modified: 2014-08-29 (金) 12:41:20 (1510d)