静岡病理医会

左顎下部腫瘍の一例--90歳代男性

静岡県立癌センター病理診断科 深草公秀

臨床経過

当院受診の約2.5年前に左顎下部に腫脹を自覚し近医口腔外科を受診,炎症と診断された。一時縮小したが、その後また増大してきたため再度受診.MRIで顎下部に48×38mm大の嚢胞性病変を指摘されFNAではclassIIであった。
当院口腔外科を受診。MRIで厚い皮膜を有し内部はT1およびT2強調画像では不均一な信号を示し,辺縁部ではT1で低信号,T2で高信号を示す嚢胞病変を指摘された。FNAではclass V (non-small cell carcinoma)であり,悪性腫瘍が疑われたため入院一ヶ月後,当院頭頸科で左顎下部腫瘍摘出術および左頸部郭清術が施行された。術後8ヶ月に多発肺転移が指摘されたが年齢を考慮して経過観察となり術後1年で永眠された。病悩期間約3.5年。病理解剖は行われていない。

病理組織所見

肉眼像(クリックすると大きな画像が見られます)

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組織所見 (クリックすると大きな画像が見られます)

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嚢胞壁腫瘍組織所見拡大像
 

リンパ節転移巣組織所見 (クリックすると大きな画像が見られます)

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転移巣組織所見拡大像
 

病理組織診断 Speaker's pathological diagnosis

Burn-out sarcomatoid salivary duct carcinoma of the lt submandibular gland

 

添付ファイル: fileSPS219case04c.jpg 555件 [詳細] fileSPS219case04b.jpg 564件 [詳細] fileSPS219case04e.jpg 556件 [詳細] fileSPS219case04a.jpg 554件 [詳細] fileSPS219case04d.jpg 566件 [詳細]

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Last-modified: 2014-08-29 (金) 12:41:20 (1330d)