静岡病理医会

第三脳室下部の嚢胞性病変

静岡県立こども病院病理 高場恵美他

5歳女児

CPC02.jpg

1ヵ月前より元気がなくなり, 着替えがうまくできなくなった。半月前から夜尿, ふらつき, 座位を保持できない, 食べこぼし, 両下肢筋力低下などがみられ紹介受診。
受診時, 傾眠傾向, 嘔気, 歩行時のふらつき, 視力低下, 両側うっ血乳頭あり。

画像:第三脳室の下, 嚢胞を伴って一部が結節状の,よく造影される腫瘤。

病理組織所見

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Speaker's Diagnosis

Choroid plexus carcinoma

Choroid plexus tumor

Choroid plexus tumor

  • 脳腫瘍の0.3から0.6%を占める。小児では脳腫瘍の2-4%と頻度が高くなる。
  • 側脳室に50%, 第四脳室に40%, 第三脳室に5% が発生する
  • 側脳室, 第三脳室発生例は1.5歳が中央値で幼小児に多い, 第四脳室発生は22.5歳が中央値だが,いろいろな年齢に発生する。
  • 画像所見は 不均一に造影される境界明瞭な腫瘤
  • WHO classification (2007)
    • Choroid plexus papilloma WHO grade I
  • Atypical choroid plexus papilloma--two or more mitoses per 10 randaomly selected HPF WHO grade II
  • Chroid plexus carcinoma---以下の5項目のうち4項以上を満たす WHO grade III
    frequent mitoses (> 5/10hpf)
    increased cellular density
    nuclear pleomorphism
    blurring of the papillary pattern
    necrotic area

添付ファイル: fileCPC02.jpg 308件 [詳細]

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Last-modified: 2014-08-29 (金) 12:41:21 (1567d)