[[WikiPathologica]]

*Polycythemia vera 真性多血症 [#f0defeb9]
文献&note{:Rumi E, Cazzola M, Diagnosis, risk stratification, and response evaluation in classical myeloproliferative neoplasms. Blood. 2017 Feb 9;129(6):680-692.};

''clinical and morphological features''
#ref(PVdrivergene.jpg,around,right)

>&color(crimson){SIZE(18){■}};''Polycythemia''--Erythrocytosis frequently combined with thrombocytosis/ leukocytosis.

>&color(crimson){SIZE(18){■}};''Suppressed endogenous erythropoietin production''

>&color(crimson){SIZE(18){■}};''Panmyelosis''--Bone marrow hypercellularity for age with trilineage growth


''Driver genes''

>&color(darkgreen){SIZE(18){■}};'''JAK2'''V617Fが ''96%の患者さん''に認められる.

>&color(darkgreen){SIZE(18){■}};'''JAK2''' %%%exon12変異が約4%の%%%患者さんにみられ, この患者さんのほとんどは&color(red){''赤血球増多単独''}; である.

>&color(darkgreen){SIZE(18){■}};'''JAK2'''がwild typeの例は極端に少ない.

>&color(blue){'''''JAK2'''''''V617Fがない場合のpolycythemia vera診断はかなり慎重にならなければならない''};

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''genotype, phenotypeとの関連, clinical outcome''

>&color(orange){SIZE(18){■}};PV患者さんは''血栓症のリスクが高くなる''. 

>&color(orange){SIZE(18){■}};PVは''骨髄線維症に進展''することがある.

>&color(orange){SIZE(18){■}};PVはごくまれに,''急性骨髄性白血病と同様の芽球増加をきたすことがある. その場合%%%&color(red){骨髄異形成が先行することがある};%%%''.

***WHO2016 Polycythemia vera のクライテリア [#n10141a3]

&color(darkgreen){SIZE(18){■}};''3大項目( three major criteria)''

-1. &color(crimson){''hemoglobin; 男性 > 16.5g/dl, 女性 > 16.0g/dl''.}; あるいは ''Ht; 男性 > 49%, 女性 > 48%''~
あるいは赤血球量が増加している.~
(循環赤血球量の測定にはアイソトープ検査が必要で行われている施設はほとんどない。)

-2. 骨髄生検で年齢相当よりも, ''過形成髄をしめす. 3系統増生(panmyelosis)があり, 顕著な赤芽球, 顆粒球, 巨核球系増生''がある. 多型性を示す成熟巨核球が出現する(大きさにはバラツキがみられる)

-3. '''''JAK2'''V617Fあるいは'''JAK2'''exon12の変異''が認められる.

&color(darkgreen){SIZE(18){■}};''小項目(minor criteria)''

-&color(red){血清エリスロポイエチンレベルが%%%正常よりやや低値%%%};

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>PVと診断するには''3大項目すべてを満たすか, 大項目2つと小項目を満たす必要がある''.

>%%%'''JAK2'''変異があり, 血清エリスロポイエチン低値があれば%%%, ''絶対的なerythrocytosis; ''&color(red){''男性 Hb>18.5g/dl(Ht 55.5%), 女性 Hb>16.5g/dl(Ht 49.5%)''};の存在で, PVと診断できる.

>しかしながら, &color(crimson){''骨髄線維症の合併を早期診断するためには骨髄生検による評価が必須となる''.};

>2016WHOではPVのHb, Ht基準が引き下げられた. これは&color(#e2041b){''masked PV症例を拾い上げることが目的''};であり, masked PVではovert PVよりも血栓症の危険度が高く, 生命予後が不良であるという報告による. &note{:Lussana F et al. A lower intensity of treatment may underlie the increased risk of thrombosis in young patients with masked polycythaemia vera. Br J Haematol. 2014 Nov;167(4):541-6. PMID:25130523};
>2016WHOではPVのHb, Ht基準が引き下げられた. これは瀉血などにより検査値が低下している, &color(#e2041b){''masked PV症例を拾い上げることが目的''};であり, masked PVではovert PVよりも血栓症の危険度が高く, 生命予後が不良であるという報告による. &note{:Lussana F et al. A lower intensity of treatment may underlie the increased risk of thrombosis in young patients with masked polycythaemia vera. Br J Haematol. 2014 Nov;167(4):541-6. PMID:25130523};
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***Case presentation [#u4295ea4]

IWT-case 67yo female.
//H1800316-3601865

X年3月の検診で白血球増加, 赤血球増加を初めて指摘された. 12月に脳塞栓症を発症して抗血栓治療を開始. 精査目的に血液内科紹介.~
''Hb 16.7g/dl'', RBC 730x10SUP{SIZE(8){4}};/μl, ''Ht 55.9%'', MCV 76.6, MCHC 29.9, ''WBC 17400/μl'', diff; seg84.9, Eo3.6, Ba1.1, Mo2.6, Ly7.8, ''Plt 76.7x10SUP{SIZE(8){4}};/μl''.

骨髄吸引クロット組織

|&photo(PV-loupeOK.jpg);|&photo(PV-mpf01.jpg);|&photo(PV-Mgk01.jpg);|&photo(PV-Mgk02.jpg);|
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cellularity 50-60%. 3系統造血細胞の増殖を認める. maturation arrestはない.~
特に赤芽球系細胞が強く増殖している所見ではなく, 顆粒球系, 巨核球の増加もある.

ETを含む慢性骨髄増殖性腫瘍 MPNの多くは, 多かれ少なかれ巨核球増多がみられ, CMLでも巨核球増多が見られる症例が多く, ''PVはより巨核球の増多が見られる.''

CMLの巨核球は小さめで散在性. 凝集はみられない. pureなCMLでは血島が消える. 

ET以外のMPNにおける巨核球増加は, ''細胞質の広い明瞭な分化をした巨核球であっても, 大型単核や, やや異型的な巨核球の増加が主体''である. 血小板凝集はあまり見られない.&note{:Thiele J et al. Megakaryocytopoiesis in haematological disorders: diagnostic features of bone marrow biopsies. An overview.Virchows Arch A Pathol Anat Histopathol. 1991;418(2):87-97. PMID:1899960};
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#ref(PV findings.jpg,around,left,80%)

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