中部交見会症例

(敬称略)

CHUBU1342 50歳代前半女性 子宮 

一宮市立市民病院病理診断科 中島広聖ほか

epithelioid trophoblastic tumor (ETT)

  • ShihとKurmanが1998年に14例をまとめて報告*1. 低分化癌に類似する絨毛性腫瘍。
  • 出産, 妊娠性絨毛疾患から1〜18年(平均6.2年)も経って不正性器出血などで発症。
  • 血清βhCGが軽度上昇する(<2500mIU/ml)
  • 発生部位は様々で, 子宮体部, 底部, 頚部あるいは子宮外(広間膜や卵管)など。
  • 化学療法抵抗性
  • 報告例の約1/3に転移があり, 肺転移と膣転移が時に見られ, 腸間膜, リンパ節, 脳, 肝, 皮膚の報告あり.
  • 閉経後や子宮病変がなく肺転移のみが見つかる例がある。
  • 転移がなく, 発生部位の子宮切除を受ければ予後良好であるが、子宮外病変および先行妊娠と発症の間隔が長い患者さんは予後不良な傾向がある。

Discussion

  • floar01: 慈恵医大の福永先生が、おそらく,この種の絨毛性腫瘍症例,ETTや PSTTを一番見ておられると思います。免染のことをクリアカットに書いてあることが多いんですが, 福永先生ご自身は免疫染色はまったく重視しないといわれていました。組織像もちょっと説明されたくらいではどちらかわからないと…, 福永先生が最後に言われていたことは,どちらにいれてもたいした影響はないということでした。
  • floar02: KurmanにMIB-1 indexをどうやって数えてるのと聞いたら口ごもったんですね。hot spot数えてるのと聞いたら, ムニャムニャといわれ, トイレにいかれてそのままになったんですが…,MIB-1のそまりにhot spotと全く高くないところ,cold spotと言ってもいいような少ない部分が見られるとおもうんですがどのくらい差があります?ヴァリエーション的に。
  • speaker: 少ないところでも20%くらいはあるんじゃないかと思います。この症例は多いような…。
  • floar02: 数え方が問題で, いつも話題になっていて、きれいに書いてあるんですけど…ほんどはどうやって数えるのかなと…, 森谷先生はなんかおっしゃってました?みんなパーセントは, ごまかすのでこれを期にうかがいたいんですが。
  • spearker: 森谷先生にはその点は伺ってないんですけれど。論文にはnatural killer cellとか混じっていて注意が必要だと書いているのがあったりして…難しいですよね。
  • floar02: わかりました。また、お会いしたら聞いて見ていただきたいと思います。

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*1  Shih IM, Kurman RJ.Epithelioid trophoblastic tumor: a neoplasm distinct from choriocarcinoma and placental site trophoblastic tumor simulating carcinoma.Am J Surg Pathol. 1998 Nov;22(11):1393-403.PMID:9808132

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Last-modified: 2015-07-06 (月) 13:43:35 (1020d)