症例報告

fibroblastic osteosarcoma, low-grade of the lt. ethomoidal sinuses

Iwata City Hospital 53y.o. female C.C. lt. exophthalmos

MRI01web.jpg
CT01web.jpg

2月よりC.Cの症状出現し来院。CT, MRIで左篩骨洞から眼窩内および頭蓋内に進展する腫瘤が認められた。
腫瘤内に石灰化がありcarcinomaの増殖より非上皮性骨腫瘍がうたがわれ生検が行われた。既往:28年前甲状腺濾胞癌で内照射歴がある。

画像所見ではossifying fibromaなども鑑別にはなるが, 1年4カ月まえのMRIで腫瘤は認められず骨破壊所見が顕著でosteosarcomaが強く疑われる。 (クリックで大きな画像がみられます。--->)

生検組織病理所見

Virtual Slides---> 篩骨洞腫瘤生検組織スライド01 および 篩骨洞腫瘤生検組織スライド02
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ethomoidHEloupe01.jpg
ethomoidHEloupe02.jpg

骨病理specialistの先生にconsultationをしました。
consultantの先生からの組織説明 PDF fileが閲覧できます。--->組織解説
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病理組織診断: fibroblastic osteosarcoma of the lt. ethomoidal sinuses, low-grade(grade1-2), biopsy

考察

紡錘形細胞をまじえる線維性の腫瘍。一部で粘液状変性を伴う。
鼻腔粘膜、骨芽細胞に縁取られた骨梁の産生像=反応性骨形成がみられる。

線維性腫瘍内にも骨形成がありwoven bone(類骨)である。検体が少なく, 腫瘍内の骨梁が反応性か腫瘍性かの判断は難しいが,

1.画像からかなり多量の骨化, 石灰化所見がみとめられること
2.組織で紡錘形細胞から直接, 骨への移行がみとめられること
から腫瘍性と判断したい。

個々の線維芽細胞様紡錘形細胞には異型, 多型性はめだたず, 異常核分裂像も認められないため、 良性線維性・骨形成病変(fibrous dysplasia, ossifying fibromaなど)と低悪性度骨肉腫の鑑別が問題となる。

組織像において核の長短、サイズのバラツキが出現し、組織学的にFDなど良性病変の範疇を超えていると判断するさらに放射線科からの臨床情報, 1年4ヶ月前には病変がなく、かなり急激に増大発育した病変であることを併せ生検の検体量が少なく制限があるが、骨肉腫を考えたい。低悪性度, grade 1-2.

 
 

謝辞: 診断において貴重なご意見をいただいたconsultantの病理医先生に深謝いたします。


添付ファイル: fileCT01web.jpg 983件 [詳細] fileethomoidHEloupe01.jpg 751件 [詳細] fileethomoidHEloupe02.jpg 779件 [詳細] fileMRI01web.jpg 956件 [詳細]

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Last-modified: 2014-08-29 (金) 12:41:21 (1396d)