Undifferentiated small round cell tumors of the sinonasal tract Sinonasal mucocutaneous malignant melanoma †60歳代女性 鼻出血。 ●鼻腔ポリープ病変の生検組織像 (サムネイルのクリックで大きな画像が閲覧できます) 頭頸部粘膜メラノーマ臨床事項*1 頭頸部メラノーマは全メラノーマの15-20%を占め, 頭頸部皮膚が8割, 残り2割のほとんどは眼窩病変である。 上気道消化管粘膜発生メラノーマは全部位メラノーマのうち0.5%から3%である。
鼻腔, 副鼻腔の粘膜発生メラノーマは男性に多く、全年齢にみられるが60から80歳に多く発生する。症状は発生部位により異なる。鼻閉, 鼻出血(epistaxis), 疼痛を伴う腫瘤, 嗄声, 嚥下障害などをきたす。 鼻腔粘膜のほうが副鼻腔よりも発生が多いが, 直接浸潤や多発により同時に病変がみられることもしばしばある。 Head and Neck: primary oral mucosal melanoma--Atlas of Genetics and Cytogenetics in Oncology and Haematology disease catalogue sinonasal malignant melanomaの分子病理
★皮膚メラノーマ症例の40%ほどに出現するBRAF遺伝子変異はsinonasal mucosal melanomaには低頻度のようです。 |